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5G設備のノキア転注、鴻海・台揚に恩恵も【図】


ニュース 電子 作成日:2019年6月5日_記事番号:T00083905

5G設備のノキア転注、鴻海・台揚に恩恵も【図】

 5日付経済日報によると、米国が中国の通信設備大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)に対して事実上の禁輸措置に出た中、通信業界ではファーウェイからノキア(フィンランド)へと第5世代移動通信(5G)用設備の調達先切り替えが進んでいる。これにより主にノキアの受託生産を手掛ける鴻海精密工業、鴻海傘下の通信設備メーカー、台揚科技(マイクロエレクトロニクス・テクノロジー)などが恩恵を受けそうだ。

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 台揚科技は、無線送受信装置(RRH)の主要顧客がノキアで、ノキアへの出荷比率が台湾の通信設備メーカーで最も高いとみられる。

 ノキアをパートナーとする台湾メーカーは他に、▽正文科技(ジェムテック・テクノロジー)▽明泰科技(アルファ・ネットワークス)▽啓碁科技(ウィストロンNeWeb、WNC)▽合勤投資控股(Unizyxホールディング)──など。

 ロイター通信の報道によると、ノキア幹部は、5G商用サービス向け設備受注は42件で、ファーウェイの受注40件、エリクソン(スウェーデン)の受注19件を上回ると説明した。ノキアの受注のうち22件は米Tモバイルやソフトバンクなど大手通信キャリアだと明かした。