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アルミ合金筐体の台湾穂高、ボーイング社の供給網入り


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年6月5日_記事番号:T00083908

アルミ合金筐体の台湾穂高、ボーイング社の供給網入り

 アップルのスマートフォン、iPhoneにアルミニウム合金筐体(きょうたい)を供給する台湾穂高科技(タイワン・ホダカ・テクノロジー)はこのほど、米大手航空機メーカーのボーイングより、合金の鋳造と押し出し成形に関する認証を取得した。台湾のアルミ合金材料メーカーとして初めて同社のサプライチェーン入りを果たした。5日付電子時報が報じた。

 台湾穂高科技は2002年設立。スポーツ・レジャー、コンシューマーエレクトロニクス、自動車・バイクなどの分野向けにアルミ材料を供給している。市場や顧客の需要に応じ、工場の拡張や生産能力増強を進めてきた。

 同社は、南部科学工業園区(南科)管理局の指導の下、宇宙航空産業の品質マネジメントシステム国際規格「AS9100」の認証を取得した。これを契機に、ボーイング社から視察を受け、2年後の今年5月、6項目の製品について認証を獲得し、同社への供給が可能となった。

 同社は今後、航空宇宙・防衛産業界の特殊工程の国際認証「Nadcap」を取得し、製品の供給範囲を拡大したい考えだ。