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シンビアンのオープンソース化、台湾企業は一喜一憂


ニュース 電子 作成日:2008年6月25日_記事番号:T00008391

シンビアンのオープンソース化、台湾企業は一喜一憂

 
 携帯電話端末最大手のノキアが24日、スマートフォン(多機能携帯電話)向け基本ソフト大手の英シンビアンを買収し、関連ソフトをオープンソース(公開・無償)化すると発表したことに対し、台湾の携帯電話端末メーカーは複雑な反応を見せている。25日付経済日報が伝えた。
 
 台湾の携帯電話端末メーカーはスマートフォンの生産に際し、大半が米マイクロソフトのソフトを採用している。このため、業界ではシンビアンがソフトのオープンソース化を決めたことで、マイクロソフトもソフトの無料提供を余儀なくされるのではないかとの期待が生まれている。
 
 ただ、業界ではシンビアンのほか、グーグルも無料化に動いており、マイクロソフトの対応が遅れれば、同社の基本ソフトはシェアを奪われ、宏達国際電子(HTC)など台湾企業にとってはかえって打撃になるとの悲観論もある。
 
 台湾企業がシンビアンへの乗り換えを図るかは、大手メーカーからの受注次第だ。ただ、シンビアンの採用経験がない台湾企業は受注自体が難しいとの見方が根強い。