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台北で天安門30周年集会、頼前行政院長も参加


ニュース 政治 作成日:2019年6月5日_記事番号:T00083914

台北で天安門30周年集会、頼前行政院長も参加

 中国で民主化運動が武力弾圧された天安門事件からちょうど30年目となった4日夜、台湾でも台北市の中正紀念堂前の自由広場で集会が開かれ、多くの市民の他、頼清徳前行政院長が参加した。中央社電などが伝えた。

/date/2019/06/05/17men_2.jpg推計2,000人の参加者の中には、当時鎮圧に当たった元軍人の姿もあった(4日=中央社)

 集会は、非営利団体(NPO)の華人民主書院など複数の民間団体が「記憶・抵抗」をテーマに開いたものだ。

 主催者側は2020年総統選挙に出馬を目指す人物を招待したが、参加したのは頼氏が唯一だった。

 頼氏は記者団に対し、「中国で天安門事件を再び起こさせないためには、民主主義陣営に立ち、民主主義の制度を中国大陸に広めなければならない」と述べ、中国が民主化してこそ同様の悲劇が繰り返されないとの認識を示した。

 一方、蔡英文総統はフェイスブック(FB)を通じ、「ある国が文明的であるかどうかは、政府が人民と過去の過ちにどう接するかを見極めれば分かる」とし、中国政府は当時の過ちを反省しないばかりか、真相を隠し続けようとしていると批判した。