ニュース 政治 作成日:2019年6月5日_記事番号:T00083916
総統選の候補指名に向けた国民党の予備選で候補者間の争いが過熱する中、党内の足並みに乱れが目立っている。5日付聯合報が伝えた。
韓氏と郭氏の争いがクローズアップされる中、朱氏は地道に選挙活動を続けている(4日=中央社)
朱立倫前新北市長は4日、党内の候補指名責任者5人と会談した席上、「2020年の選挙の全体戦略を多くの人が理解できずにいる」と批判した。
鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は「党中央は党員の団結を図る努力が足りない」「何かにつけて自分のせいにされる」などと不満を語った。
背景には最有力候補の韓国瑜高雄市長とそれを追う郭氏を巡る批判合戦がエスカレートしていることがある。国民党の曽永権副主席は4日、「君子の争いを守ろう」と呼び掛けた。候補指名責任者5人は5、6の両日、韓氏、郭氏、王金平前立法院長とも会談する予定だ。
聯合報は評論で、朱氏の「戦略不在」発言を「意味深長で核心を突いている」と指摘。党中央が最も強い候補者を立てられるかどうかが鍵とした上で、郭氏の出馬表明後、さまざまなスキャンダル暴露やうわさがエスカレートしていることに懸念を示した。
同紙は「党内は最悪の二つの状況を懸念している」とし、予備選で敗れた候補者が敗北を認めずに離党して出馬するケースと、予備選を勝ち抜いた候補者がスキャンダルが暴露された末にすげ替えられるシナリオを挙げた。
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