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HPが受託価格値上げを拒否、出荷減で域内メーカーに影響も


ニュース 電子 作成日:2008年6月25日_記事番号:T00008392

HPが受託価格値上げを拒否、出荷減で域内メーカーに影響も

 
 ノート型パソコン(ノートPC)最大手の米ヒューレット・パッカード(HP)が、受託生産価格の交渉がまとまらないため今後第3四半期初めまで出荷台数に影響が生じる見通しで、これにより広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、緯創資通(ウィストロン)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)などの域内関連メーカーが打撃を受ける恐れがある。25日付工商時報が報じた。
 
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 原材料や部品コスト、人件費の上昇により、ノートPC受託メーカー各社は、第2四半期から顧客各社との値上げ交渉を進めてきたが、HPはデル、宏碁(エイサー)を含めた大手3社の中で唯一値上げに同意していない。このため部品メーカーがHPへの供給の優先順位を下げ、HPの出荷に影響しているもようだ。

 以前から続いているバッテリー不足については、中国製の採用や日本メーカーの支援により解決しているが、第2四半期からインモールドデコレーション技術(IMD)を採用したプラスチックフレームも供給不足となっており、これが比較的大きな痛手になっているとみられる。