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再生ウエハーのキニック、竹科新工場が来年Q2稼働へ


ニュース 電子 作成日:2019年6月6日_記事番号:T00083929

再生ウエハーのキニック、竹科新工場が来年Q2稼働へ

 再生ウエハーなど半導体材料メーカー、中国砂輪企業(キニック)は5日、新竹科学工業園区(竹科)で建設している新工場の上棟式を行った。2019年末に工場棟が完成し、20年第2四半期に量産を開始する予定だ。6日付工商時報が報じた。

 新工場は、第1期の再生ウエハー月産能力は12インチで9万枚。同社全体の月産能力は27万枚に増える。

 キニックが顧客とするファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、5ナノメートル製造プロセスを採用する南部科学工業園区(南科)Fab18(第1期)が試験生産を開始した。続いて、第2、第3期が予定されている。TSMCは3ナノプロセス採用の新工場も台湾での建設が確定している。キニックは、再生ウエハーの需要が今後も拡大するとみて、生産能力の拡充を決めた。

 キニックの5月連結売上高は3億8,800万台湾元(約13億4,000万円)で前月比3%減、前年同月比4.6%減。1~5月累計では20億3,000万元で前年同期並みだった。TSMCなどファウンドリーが下半期を楽観しているため、キニックも業績好調が予想されている。