ニュース 電子 作成日:2019年6月6日_記事番号:T00083930
中小型液晶パネルメーカー、瀚宇彩晶(ハンスター・ディスプレイ)の呉許合・運籌中心副総経理は5日、南部科学工業園区(南科)の工場に車載用パネルモジュールの生産ラインを設置すると明らかにした。米中貿易戦争への対応策だ。今年末の稼働を予定している。6日付工商時報が報じた。
呉副総経理は、車載用製品はモジュール、タッチパネルも手掛けており、平均出荷単価が高いと説明。昨年までは中国向けが中心だったが、今年は日系企業向けの出荷が増えており、下半期には欧州の顧客への少量出荷を開始できる見込みと明らかにした。
ハンスターはこの2、3年、車載、ウエアラブル(装着型)端末、産業向け製品を強化しており、携帯電話用パネルの売上高構成比はかつての70%以上から昨年60%まで低下、今年は50%を割り込む見通しだ。
呉副総経理は、携帯電話用パネルは昨年、米中貿易戦争の影響で価格が平均30%下落したが、今年上半期は安定していると説明。ただ、第3四半期の受注見通しは依然良くないと明らかにした。
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