ニュース 金融 作成日:2019年6月6日_記事番号:T00083944
5月末の外貨準備高は前月末に比べ3億9,400万米ドル減少し、4,644億3,400万米ドルとなった。中央銀行(中銀)外匯局(外国為替局)は5月中に為替市場に介入したことを公式に認めた。中銀による為替市場介入は公然の秘密だが、介入の事実を公式に認めたのは約20年ぶりのことだ。6日付聯合報が伝えた。
顔輝煌局長は「5月に外貨準備高が減少したのは、為替市場の変動が大きかったため、市場の秩序を維持する目的で介入を行った」とした上で、「中銀は為替レートの動向をねじ曲げるつもりもなく、そういう能力もない。台湾元の変動を軽減しただけだ」と説明した。
銀行の為替担当幹部は「外資によるドル資金引き揚げは台湾元の急落を招いた。市場がドル買い一辺倒となり、ドル資金の供給が不足している状況を見て、中銀は米ドル売り介入で台湾元の下落幅を抑える必要があった」と分析した。
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