ニュース 政治 作成日:2019年6月6日_記事番号:T00083948
総統選を目指す国民党の予備選で候補者間のネガティブキャンペーンがエスカレートする中、鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は5日、有力紙の中国時報を「黒郭(郭氏へのネガティブキャンペーン)の総司令部」と呼び、強い不満を表明した。6日付蘋果日報が伝えた。
中国時報を手に怒る郭氏。中国寄りの同紙は、韓氏支持、郭氏批判の論調で一貫している(5日=中央社)
郭氏は不満がかなりたまっている様子で、中国時報の紙面に自筆で「全台湾黒郭総司令部、党内団結破壊の元凶、最大の偽韓国瑜ファン、大罪極悪、無中生有(ありもしないことをでっち上げること)」などと書き込んで、記者団に示した。
紙面の内容は馬英九前総統が韓高雄市長に反対する勢力の「影武者」だなどとするものだったが、郭氏は「こんなことはないのに、新聞にまで載った。皆には民主的な素養が必要だ。郭氏支持者であれ、韓氏支持者であれ、誰かに操られている」と不満を表明。「朝新聞を見て、血圧が上がった」などと語った。
これに対し中国時報は「苦労してつくり上げた親しみある郭氏の印象が一夜にして崩れた」とした上で、「本質は記者を告発し、新聞を破り捨て、メディアを批判するもので、報道の自由を軽視している」と反論した。
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