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ファーウェイ供給網整備、SPILに協力観測


ニュース 電子 作成日:2019年6月10日_記事番号:T00083955

ファーウェイ供給網整備、SPILに協力観測

 中国のスマートフォン・通信設備大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)は、米国政府の事実上の禁輸措置で、米国からの部品調達が困難となる中、自前の半導体サプライチェーン構築を急いでおり、パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)が協力するもようだ。10日付経済日報が報じた。

 日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)傘下のSPILは、福建省泉州市晋江市の新工場で、ファーウェイ傘下のIC設計大手、深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)に協力し、9月から出荷を開始するもようだ。台湾積体電路製造(TSMC)が南京工場で生産を手掛ける。

 SPILの他、京元電子(KYEC)、矽格(シガード・マイクロエレクトロニクス)や半導体検査用部品メーカー、中華精測科技(CHPT)が、ファーウェイ供給網で重要な役割を果たすとみられている。

 米ニューヨーク・タイムズの報道によると、中国政府は6月4~5日、マイクロソフト(MS)、デル、サムスン電子、SKハイニックスなど海外ハイテク大手に対し、米国政府による中国への禁輸措置に協力した場合、深刻な結果に直面すると警告したとされる。