ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

製薬大手の晟徳、豊華生技TOBへ


ニュース 医薬 作成日:2019年6月10日_記事番号:T00083964

製薬大手の晟徳、豊華生技TOBへ

 製薬会社、晟徳大薬廠(センター・ラボラトリーズ)は6日、▽同社傘下で善玉菌などプロバイオティクス粉末を手掛ける豊華生物科技(グラック・バイオテック)の経営陣▽香港上場の乳製品子会社の澳優乳業(オースニュートリア・デイリー)▽医療ファンドのGLサンドローズ・インベストメント──と共同で設立する新会社を通じて、豊華生技の流通株式の100%を公開買い付け(TOB)で取得することを董事会で決定した。買い付け価格は1株45台湾元(約155円)、買い付け額は約32億2,500万元。遅くとも21日にTOBを開始する。7日付工商時報が報じた。

 新会社の「Genlac Biotech International」は英領ケイマン諸島に設立する。晟徳は4,210万米ドルを出資して株式の49.5%を取得し、最大株主となる。TOBは新会社の完全子会社となる「Genlac Biotech」(英領バージン諸島登記)の台湾の完全子会社「錦新国際」を通じて実施する。

 晟徳の林栄錦董事長は、TOBによって豊華生技の製品開発・プロモーション、経営効率を強化し、事業規模、市場シェア、収益力を向上すると説明した。