サプライチェーン関係者によると、タッチコントローラーＩＣ大手、義隆電子（ＥＬＡＮマイクロエレクトロニクス）は、子会社の車載用レンズと映像伝送用ＩＣが、それぞれトヨタ自動車と電気自動車（ＥＶ）大手の米テスラに採用された。両製品とも既に量産出荷を開始しているという。11日付工商時報などが報じた。
車載用レンズは、台湾、東南アジアで販売されるトヨタの新車の後方確認カメラなどに使用されている。バック時にカメラを自動で下向きに調整する機能を備えている他、180度の広角視野、コストパフォーマンスの高さが評価された。
映像伝送用ＩＣは、テスラ車のセンターコンソール用パネルモジュールに使用されている。
ＥＬＡＮは、第３四半期に同社初の人工知能（ＡＩ）チップを発売予定だ。葉儀晧董事長は、ＡＩ技術を指紋認証、顔認証ソリューションに導入し、認証精度を向上させると説明した。
