ニュース 公益 作成日:2019年6月12日_記事番号:T00084019
台湾電力(台電、TPC)は、第2原子力発電所(新北市万里区)が2021年12月に稼働を終了することを受け、現在使用済み燃料棒を保管しているプールの3階部分を乾式キャスク封入施設に改造する方針だ。改造工事期間中は使用済み燃料棒440本が7階部分の燃料プールに1年半にわたり一時保管される。蘋果日報が報じた。
乾式キャスク封入施設は、使用済み燃料プールで1年以上冷却した使用済み燃料棒を乾式キャスクに封入する作業を行う場所だ。
第2原発では2017年に使用済み燃料プールが足りなくなったため、本来廃炉作業時に必要となる乾式キャスク封入施設を燃料プールに改造した経緯がある。改造費用には3億台湾元(約10億3,600万円)を要した。今回それを乾式キャスク封入施設に戻すことになるわけで、場当たり的な対応に批判が集まりそうだ。使用済み燃料棒の一時保管中の安全リスクにも懸念の声がある。
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