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Q1中国投資利益、過去5年で最低【図】


ニュース その他分野 作成日:2019年6月12日_記事番号:T00084022

Q1中国投資利益、過去5年で最低【図】

 金融監督管理委員会(金管会)が11日発表した上場・店頭公開企業による第1四半期の中国投資利益は、前年同期比7.12%減の365億台湾元(約1,260億円)と、過去5年の同期で最も低かった。12日付経済日報などが報じた。

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 中国を除く海外投資利益は776億元で前年同期比24.4%(約250億元)減少した。2012年第1四半期に次ぐ、統計開始以来で2番目の減少額だった。上場企業は原料価格上昇と価格競争が、店頭公開企業は顧客の在庫調整、販売量の減少が主因だ。

 金管会証券期貨局の張振山副局長は、米中貿易戦争の直接の影響はなく、スマートフォン需要の減少が主因とみている。また、需要期の第3~4四半期と比べ、例年第1四半期は投資利益が減少すると指摘した。ただ銀行関係者は、米国の対中制裁関税で、中国の台商(海外で事業展開する台湾系企業)は受注減少など打撃を受けていると述べた。