ニュース 政治 作成日:2019年6月12日_記事番号:T00084023
総統選に向けた民進党予備選に関する蘋果日報の世論調査で、蔡英文総統の支持率が初めて頼清徳前行政院長を上回った。現在実施されている民進党の世論調査は早ければ13日にも結果が判明する。
12日付同紙によると、今回の世論調査は民進党予備選のテレビでの政見発表会後の6月8、9の両日、固定電話と携帯電話に半分ずつ無作為に電話をかける方式で行われた。その結果、蔡氏の支持率は35.4%となり、頼氏の33.8%を1.6ポイントリードした。
また、国民党の韓国瑜高雄市長、無所属の柯文哲台北市長が出馬すると仮定した場合、民進党から蔡氏が出馬したケースの支持率は、韓氏30.4%、蔡氏30%、柯氏27.6%だったのに対し、頼氏が出馬したケースでは柯氏28.9%、韓氏28.9%、頼氏27.6%で、やはり蔡氏が頼氏を2.4ポイントリードした。
同紙は蔡氏が優勢となった要因として、▽蔡氏が予備選を引き延ばし、選出方法を変更したことで、有利な局面をつくり出した▽同性婚特別法の成立で同性婚支持派が蔡氏支持に回った▽テレビ政見発表会で蔡氏の主張が頼氏より勝った▽行政資源を活用した宣伝戦略▽天安門事件30周年や香港の逃亡犯条例反対デモによる後押しがあった──などの点を挙げた。
蔡氏(中)は最近、積極的にメディアに登場する戦術を採っており、若年層の支持率を高めたとみられる(12日=中央社)
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