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台湾初の博物館レストラン、「故宮晶華」がオープン


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年6月26日_記事番号:T00008405

台湾初の博物館レストラン、「故宮晶華」がオープン

 
 台北晶華酒店(グランド・フォルモサ・リージェント・タイペイ)が故宮博物院内に設置した、域内初の博物館レストラン「故宮晶華」が25日、正式オープンした。同レストランはこれまで既に試験運営を行っており、地下の軽食エリアでは1日の売上高60万台湾元(約214万円)という好成績を挙げている。台北晶華酒店の潘思亮董事長は、「中国の故宮博物院に2号店を開きたい」との抱負を語った。26日付経済日報が報じた。

 「故宮晶華」では「翠玉白菜」や「肉形石」など国宝の数々をメニューに取り入れた「国宝宴コース」(3,200元)を企画しており、特に日本人観光客の関心を引いている。今年10月には約200人の日本人観光客が「国宝宴ツアー」で同レストランを訪れるという。

 晶華は同レストランの設計に当たり、内装に多くの金を使用したり、メニューに博物院の文物を取り入れるなど、故宮博物院のイメージに合わせたため、潘董事長によるとレストランへの投資額は当初計画の2倍になった。同レストランの売上高は通年で3億元程度で、投資を回収するには10年がかかる計算だ。