ニュース 農林水産 作成日:2019年6月13日_記事番号:T00084052
トウモロコシなどの農作物に壊滅的な被害を及ぼすことから「食糧の殺し屋」とも呼ばれるガの一種「ツマジロクサヨトウ」(中国語名・秋行軍虫)が10日に苗栗県で確認され、台湾への侵入が明らかとなったが、12日までに宜蘭県と嘉義県でも相次いで確認された。台東県、雲林県、彰化県でもツマジロクサヨトウと疑われる虫が発見されて検査が行われており、被害の拡大が懸念されている。13日付自由時報が報じた。
ツマジロクサヨトウとみられる虫が発見された嘉義県鹿草郷のトウモロコシ畑は、県の農業処職員によって封鎖された(12日=中央社)
新たに生息が確認されたのは宜蘭県頭城鎮と嘉義県義竹郷のトウモロコシ畑。宜蘭県では大同郷、蘇澳鎮、員山郷でもツマジロクサヨトウとみられる虫が発見されており、報告例は計4件と全土最多に上った。
行政院農業委員会動植物防疫検疫局(農委会防検局)の陳吉仲主任委員は、現在発見されている幼虫は台湾における第1世代で、成虫となるまでの今後2~3週間が被害拡大を予防するための重要な期間となると強調。既に幼虫が発見された畑では徹底した作物の廃棄処分を進める。また、全土の市民に対し、幼虫発見への協力を呼び掛けた。
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