ニュース 政治 作成日:2019年6月13日_記事番号:T00084055
香港で「逃亡犯条例」改正案に反対する抗議デモが激しくなる中、台北市では12日、ヒマワリ学生運動でリーダーを務めた林飛帆氏、香港で中国政府に批判的な本を扱っていた銅鑼湾書店の元店長、林栄基氏らが香港経済貿易文化弁事処前で記者会見を開き、香港特別行政区政府によるデモへの強圧的な取り締まりに抗議するとともに、市民への支持を表明した。13日付自由時報が報じた。
林飛帆氏(左前)。台湾は香港と同様、中国の覇権的拡張主義に立ち向かう最前線に立っていると強調した(12日=中央社)
林飛帆氏は「きょうの香港はあすの台湾だ。台湾人は香港を応援するために立ち上がるべきだ」と訴えた。
香港弁事処前では集まった若者らが雨の中で抗議の座り込みを行った。参加した香港出身の学生は「香港は自由を失いつつある。しかし、法治の最低ラインは必ず守られなければならない」と強調した。
座り込みでは、視察に訪れた柯文哲台北市長に対し、参加者が「これ(香港の現状)があなたの望む一国二制度か」と詰問する光景も見られた。柯市長はこれには答えず、抗議活動の参加者らが雨にぬれない場所に移れるよう香港弁事処側に配慮を求めるとともに、食事の手配を指示した。
高雄市でも高雄市文化センター前で約200人が抗議の座り込みを行った。韓国瑜市長は現場を訪れず、代わりに香港特別行政区政府に対し逃亡犯条例改正案の審議延期を求める声明を発表した。
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