ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

韓市長がまたも失言、「中華民国地区」


ニュース 政治 作成日:2019年6月13日_記事番号:T00084056

韓市長がまたも失言、「中華民国地区」

 香港の「逃亡犯条例」改正案に反対する大規模デモに対し、当初「よく分からない。知らない」と語って批判を浴びた韓国瑜高雄市長が12日、またも「香港とマカオの一国二制度は、現在、中華民国地区にとって全く受け入れられない」と失言を発した。13日付蘋果日報が報じた。

/date/2019/06/13/17hanguoyu_2.jpg韓市長。「地区」発言には、民進党議員から「台湾特別行政区長官にでもなりたいのか」との皮肉も寄せられた(中央社)

 問題は「地区」の部分で、学識者から、韓市長の発言は中国の観点に基づいて台湾を香港やマカオと同等の「地域」に位置付けたものとして、「自ら矮小(わいしょう)化しており不適切」との批判が出された。

 中国・国務院台湾事務弁公室(国台弁)は12日、香港の一国二制度は大きな成功を収めていると強弁。これに対し韓市長は「国台弁の発言にはコメントしない」と表明した。

 韓市長は一国二制度について、先日は「成功であれ、失敗であれ、台湾には合わない」と語っており、中山大学社会学系の王宏仁教授は「香港の一国二制度は明らかな失敗なのに何の幻想を抱いているのか」と、中国政府に遠慮がちな韓市長の姿勢を非難した。