ニュース 自動車・二輪車 作成日:2019年6月14日_記事番号:T00084064
自動車大手、裕隆集団傘下で三菱車などの製造販売を担う中華汽車工業(チャイナ・モーター)は13日、創業50周年の記念式典を開催した。厳陳莉蓮董事長は今後50年について、三菱ブランドの乗用車、商用車、電気自動車(EV)に注力する方針を示した。14日付工商時報が報じた。
厳陳董事長(左3)。新たな経営理念「HITS(ハーモニー・イノベーション・トップ・サステイナビリティー=持続可能性)」を掲げた(同社リリースより)
記念式典は台北市内のホテルで行われ、裕隆集団の幹部の他、協力メーカーやディーラー、日本の三菱自動車、ドイツのダイムラー、中国の福建省汽車工業集団など海外の提携パートナー、呂正華経済部工業局長はじめ政府関係者ら300人以上が出席した。
厳陳董事長はあいさつで、1969年の創業時からの同社の歴史を振り返り「中華汽車の成長は台湾の経済発展の縮図だ」と語った。その上で「台湾生産車市場は厳しい状況に直面しており、社員は内側から外側まで変化しなければならない」と述べ、革新の必要性を訴えた。
同社は、今後4億6,500万台湾元(約16億円)を投じて楊梅工場(桃園市)のスマートファクトリー化を進める。2020年に混合生産方式を導入し、商用車の▽ベリカ(菱利)▽デリカ(得利卡)▽堅達(キャンター)▽ジンガー──の4モデルを生産する計画だ。これにより、生産能力の倍増、品質向上、コスト低減を見込む。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722