ニュース 医薬 作成日:2019年6月14日_記事番号:T00084071
総統選への出馬を目指している鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長が13日、試験的に運営中の台湾大学医学院附設癌医中心医院(台大がん医療センター、台北市大安区)に50億台湾元(約170億円)を追加寄付した。14日付中国時報が伝えた。
郭氏(中)。台大の管校長(左)は、大口寄付に感謝を示し、台大は世界水準の病院になると語った(13日=中央社)
ただ、総統選出馬に向けた選挙戦をスタートさせたタイミングでの寄付だけにさまざまな臆測を呼んでいる。
郭氏は過去10年間に150億元の寄付を行ってきた。郭氏は「昨年1月の段階で50億元の寄付計画を立てていた。台大の新校長(管中閔氏)へのプレゼントのつもりだったが、就任遅延で寄付ができなかった」などと説明した。しかし、管氏の校長就任からも5カ月余りが経過しており、このタイミングでの寄付には選挙との関係がちらつく。
郭氏は今回の寄付に際し、政府の行政効率の低さを批判。「50億元は設備や規格の変化に対応したものだ。病院は本来5~6年で建つはずだったが10年かかった。もし早期に建っていれば、50億元の追加寄付は必要なかった」などと主張した。
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