17日付工商時報によると、ＩＣ設計大手の瑞昱半導体（リアルテック・セミコンダクター）が提供するモノのインターネット（ＩｏＴ）用チップ「Ameba」シリーズがこのほど、アマゾン・ドット・コム傘下で企業向けに情報技術（ＩＴ）インフラサービスを提供するアマゾン・ウェブ・サービス（ＡＷＳ）の認証を取得したもようだ。
リアルテックのAmebaシリーズは、ＩｏＴの他、スマート家電、スマートシティー、スマート農業といった分野の各種製品に応用可能で、今後はＡＷＳと協力して第５世代移動通信（５Ｇ）や人工知能（ＡＩ）関連の商機獲得を目指すとみられる。
リアルテックは早くからＩｏＴ向け事業を展開しており、既に中国・阿里巴巴集団控股（アリババ・グループ・ホールディング）のスマートスピーカーや小米集団（シャオミ）のイヤホン向けの受注を獲得している他、今年下半期には中国メーカーからの大型受注が見込まれている。
ＡＷＳの認証取得が事実とすれば、リアルテックは欧米市場開拓を一気に進めることができると期待される。
