ニュース 電子 作成日:2019年6月17日_記事番号:T00084090
液晶パネル大手、友達光電(AUO)の彭双浪(ポール・ポン)董事長は14日、米中貿易戦争で顧客が組み立て業務を台湾に回帰する動きを受け、AUOも台湾で後工程モジュール(LCM)生産能力を増強すると語った。これまでは台湾は前工程、中国が後工程中心だった。15日付経済日報が報じた。
彭董事長は、現在北米のテレビ向けの一部は台湾でパネル前工程を仕上げ、オープンセル(バックライトモジュールを搭載しない半製品)の状態でメキシコに出荷していると明かした。
彭董事長は、昨年よりスロバキアの工場を処分し、中国上海市の松江工場は閉鎖して江蘇省の蘇州工場に統合するなど、生産ラインの見直しを始めていたと語った。中国での新規パネル工場が相次いで稼働を迎える中、2017年段階で今後業界が長期間にわたり供給過剰にさらされることを予見していたが、中国の生産能力を減らすのでなく、台湾で成長分野を担うと強調した。
彭董事長はまた、ロボット8,000台以上、モノのインターネット(IoT)センサー3万個以上を採用しており、生産能力向上に役立っていると語った。
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