ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年6月17日_記事番号:T00084097
ステンレス業者によると、インドネシアに一貫工場を持つステンレス世界最大手、中国・青山控股集団が台湾製スクラップを大量に調達することで価格をつり上げており、台湾の▽燁聯鋼鉄(YUSCO)▽唐栄鉄工廠▽華新麗華(ウォルシン・リーワ)──などのステンレスメーカーが青山集団のインドネシア工場が生産する低価格の半製品購入を強いられている。17日付経済日報が報じた。
税関の統計によると、4月のステンレススクラップ輸出量は5,370トンで前月比59%増加し、うちインドネシア向けが2,898トンと全体の54%を占めた。今年1~3月はインドネシア向け輸出がなかったため、青山集団が4月に大量調達を開始したとみられる。
YUSCOと唐栄鉄工廠の幹部は、台湾のステンレスメーカーは川上から川下まで青山集団の半製品購入を強いられているため、設備稼働率が下がり続けており、業界全体が青山集団に支配されていると指摘した。
青山集団のインドネシア工場が生産する半製品は台湾製品よりも1トン当たり約200米ドル安いようだ。
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