ビニール床シートメーカーの峯美木業は、建設・土木用補強材メーカーの盟鑫工業（ゴールドジョイント・インダストリー）が台中港の中港加工出口区（輸出加工区）に保有する工場を借り受けた。延べ床面積は約３万1,700平方メートル。米国が中国製のビニール床シートに25％の制裁関税を課す可能性があり、峯美木業は中国の生産ラインを移転する。投資額は７億2,200万台湾元（約24億9,000万円）。18日付工商時報が報じた。
車載電子部品メーカーの車王電子（モービルトロン・エレクトロニクス）は中港輸出加工区の用地2.07ヘクタールを借り受けた。今年末に新工場を着工し、早ければ2021年に完成予定だ。新工場のうち延べ床面積２万500平方メートル分は傘下の電動バス（ＥＶバス）大手、華徳動能科技（RAC EV）が使用する。投資額は両社合計36億8,400万元。
飲料容器・充塡（じゅうてん）大手の宏全国際集団（ＴＨＣ）は、中港輸出加工区で３基目となる飲料用無菌充塡工場が完成した。来年稼働する予定だ。敷地面積は1.57ヘクタール。投資額は26億6,900万元。
