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ノキアのCSTN用駆動IC調達、シトロニクスから聯詠へ流出か


ニュース 電子 作成日:2008年6月26日_記事番号:T00008414

ノキアのCSTN用駆動IC調達、シトロニクスから聯詠へ流出か

 
 携帯電話大手、ノキアが矽創電子(シトロニクス・テクノロジー)から調達していたCSTN液晶用駆動ICは第3四半期、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)からの調達にほとんどが切り替えられるとの観測が出ている。また、携帯電話のオフシーズンの影響で、矽創の第2四半期売上高は前期比5~10%減少になるとの予測が証券会社から示されている。26日付経済日報が報じた。

 受注の流出情報について矽創幹部は、個別の顧客についてはコメントできないと答えている。ただ、6月の同社売上高は、5月の5億5,000万台湾元(約20億円)から低下し、第2四半期全体でも前期比で若干低下するとの見通しを示した。各種パネルの景気については現在先行きが不透明で、第3四半期売上高も見通しが立たないとしている。

 観測によると、現在TFTパネルで競争が激化しており、同パネルの採用コストは既にCSTNパネルに接近している。さらに携帯電話市場では中国のホワイトブランドおよび国際大手ブランドがCSTNパネルの調達を減らしており、関連するIC設計業者に打撃を与えている。