ニュース 政治 作成日:2019年6月19日_記事番号:T00084153
中国寄りの報道が目立つニュース専門局「中天新聞台」について、野党・時代力量の黄国昌立法委員は18日、国家通訊伝播委員会(NCC)を訪れ、同局の免許更新を認めないよう申し入れを行った。19日付蘋果日報が伝えた。
黄立法委員は中天の母体である旺旺中時媒体集団について、「自分の目標は明確だ。旺旺中時を台湾から消し去ることだ」と述べた。
黄立法委員は中天新聞台が2014年の免許更新時に倫理委員会の機能改善、独立審査人の権限徹底などを求められたにもかかわらず、全く改善が見られないどころか、状況が悪化しているとした上で、NCCは中天の免許を取り消す権限を持ちながら、適法な処分を下していないなどと主張した。
これに対し、NCCの蕭祈宏主任秘書は「黄立法委員の意見について把握を進める」とした上で、19日のNCC会合で中天に対するこれまでの処分の実行状況について話し合うと説明した。
蕭主任秘書はまた、「民主主義国家は言論の自由を十分に尊重しており、基本的にはメディアの自律を求めたい。ニュース専門局の免許を取り消せば、マイナス効果が懸念される」とし、どのようにバランスを取っていくかは内部的に検討していくとした。
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