ニュース 社会 作成日:2019年6月19日_記事番号:T00084159
コンビニエンスストア大手、萊爾富(ハイライフ)の一部店舗は地名でなく「秀才店」や「初恋店」など一風変わった店名が付けられており、話題となっている。
ハイライフは牛乳大手の光泉牧場(KCデイリー)が創設した台湾の地場コンビニブランド。1989年に台北市大同区迪化街に1号店をオープンし、現在約1,350店舗を展開している。同ブランドは従来、ピンクをイメージカラーとしてきたが、17年より白と黒を基調とするシックな店舗デザインの非24時間営業店「Cストア」を展開するなど事業転換を進めている。
こうした中、ハイライフは昨年8月、名門国立大学の台湾大学法律学院近くに開設した新店舗を「大安学覇店」と命名した。学覇は秀才の意味。オープン前から多くの学生が写真を撮ってインスタグラム(IG)に投稿するなど話題を呼んだ。
ハイライフの鄭為嘉広報担当は、既に「北市台大店」という店舗が存在したため、「台湾大学に合格する学生はほとんどが秀才」との認識から命名したと説明した。
同コンビニの店名は従来「(台)北市羅斯福店」のように、市や区名に通りの名をつなげる方式を採用していた。ところが店舗が増えるにつれて同じ通りに2店舗を開設するケースが出てきたので、消費者の注目を集めようと、周辺地域の特色を取り入れたユニークな店名を採用している。
新北市三重区の店舗はCストアへのリニューアルを機に、新たなデザインとサービスに対し「初恋」のような新鮮な印象を持ってほしいと「三重初恋店」と命名した。台北市文山区の政治大学商学院1階に入居する店舗は、同大学内に長年にわたりハイライフの店舗が設置されていることから「台北痴心(一途=いちず)店」と名付けられた。
他にも、店内の壁に桜のデザインを配した「台北花好店」(士林区)や、満月を配した「士林月円店」など変わった名前の店舗が増えている。町中を歩く際に、コンビニの店名に注意してみるのも一興だ。
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