ニュース 電子 作成日:2019年6月20日_記事番号:T00084170
受動部品大手、華新科技(ウォルシン・テクノロジー)の焦佑衡董事長は19日、現在、川中、川下メーカーでは米中貿易戦争の影響で需要が低調となっているが、中長期的に見て車載用、第5世代移動通信(5G)向け需要が好感できるため、生産能力拡充計画を中断することはないと強調した。その上で、設備の搬入が1~2四半期遅れる可能性はあるものの、今年の設備投資は前年の60億台湾元(約208億円)を小幅ながら上回るとの見通しを示した。20日付経済日報が報じた。
焦董事長(左)は、5Gや車載など向けのハイエンド受動部品の需要に応えるため、新製品の投入は予定通り進めると述べた(19日=中央社)
焦董事長は「現在は市場に不確定要素が多く、受注見通しは良くない」と明らかにした。同社の稼働率は現在50~60%だが、昨年第4四半期以降の在庫調整が完了したため、第3~4四半期は「慎重ながら楽観できる」との見通しを語った。
一方で焦董事長は、5G時代を迎えれば多くの電子製品で同システムへの対応が必要となり、基地局の敷設も進むため、同分野の商機が縮小することはないと指摘。現在は低迷している需要も、来年上半期には上向くと予測した。
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