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5月輸出受注5.8%減、ハイエンドノートPC好調【図】


ニュース その他分野 作成日:2019年6月21日_記事番号:T00084208

5月輸出受注5.8%減、ハイエンドノートPC好調【図】

 経済部統計処が20日発表した5月の輸出受注総額は387億2,000万米ドルで、前月比2.8%増、前年同月比5.8%減となり、7カ月連続で前年割れとなった。ただ、減少幅は従来予測の7.6~10%を下回った。ノートパソコンのハイエンド機種の受注が好調で、情報通信技術(ICT)製品の受注額は5月としての過去最高を記録した。21日付経済日報などが報じた。

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 ICT製品の5月輸出受注額は106億6,000万米ドルで、前年同月比1%増だった。

 その他の主要製品はいずれも前年割れだった。半導体など電子製品は99億3,000万米ドルで6.3%減、液晶パネルなど光学器材は18億5,000万米ドルで10%減だった。

 従来型産業は、▽機械、18億1,000万米ドル(前年同月比17.9%減)▽プラスチック・ゴム製品、19億1,000万米ドル(16.9%減)▽化学品、17億米ドル(13.7%減)▽ベースメタル、22億3,000万米ドル(12.3%減)──と、軒並み2桁減少だった。米中貿易戦争の影響で市場が模様眺めムードとなり、企業の発注姿勢が慎重になったことを反映した。原材料の鉄鋼や原油などの国際価格下落の影響も受けた。

中国・ASEAN向け2桁減

 主要国・地域別では、中国・香港向けが98億9,000万米ドルで前年同月比13.9%減、東南アジア諸国連合(ASEAN)は36億9,000万米ドルで15.2%減と、2桁減だった。DRAM価格の下落などで電子製品の受注が減少した。

 一方、欧州は0.6%増の70億1,000万米ドルで、5月として過去最高となった。ノートPCハイエンド機種の受注が多かった。