ニュース 社会 作成日:2019年6月21日_記事番号:T00084213
テレビ東京が19日に放送した報道番組「未来世紀ジパング」の中で、台湾の一部テレビ局の報道が韓国瑜高雄市長(国民党)に関する報道で占められているとした上で、複数の軽食店が特定のテレビ局の放送を店内で流すことを条件に、ケーブルテレビ(CATV)局から月500台湾元(約1,730円)の割り引きを提示されたなどとする証言を放送したことが波紋を広げている。「ETtoday新聞雲」などが伝えた。
番組ではニュース専門局「中天新聞台」が韓市長に関する報道を行っている映像の他、中天電視(CTI)の局舎の外観を映し、「中国本土で事業展開する台湾企業が所有。国民党支持の親中派だ」などと報じた。
中天新聞台の中国寄りの報道姿勢に不満を持つ市民はインターネット上で「日本人も気付いた」「真相を暴いてくれた日本に感謝する」といったコメントが相次いだ。
当時取材に応じた軽食店の経営者は「ETtoday新聞雲」の取材に対し、「そういう話は聞いたが、受け入れてはいない」「当時某局を流し続ければ、毎月500元を割り引くという電話があったが、いかなる政治的立場も取りたくないので断った」などと述べ、打診があったこと自体は認めたものの、当時店内にはテレビはなく、後日テレビを設置後もスポーツ番組ばかりを流しており、テレビ東京が意図的に編集したのではないかとの疑念を呈した。
問題の部分について、中天電視は番組に登場する店舗に確認したところ、報道内容を否定したとし、「テレビ東京は発言の趣旨を曲解している」と主張。その上で「放送内容は事実ではなく、テレビ東京を告訴する構えだ」とコメントした。
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