ニュース 社会 作成日:2019年6月21日_記事番号:T00084214
台東県の離島、緑島で先週、毎年恒例となっている地元の公館小学校による「海底卒業式」が行われ、潜水具に身を包んだ生徒たちが海底に潜って、魚たちに見守られながら卒業証書を受け取った。
卒業証書を手にピースサイン。こんなに楽しい卒業式はなかなかない(中央社)
子供たちは海に囲まれた環境で、幼稚園の頃から泳ぎを学び、小学校低学年でシュノーケリング、中学年でカヌー、高学年でスキューバダイビングが授業に取り入れられ、卒業までに全員生徒がダイビングの国際ジュニアライセンスを取得するという。
また、緑島ではスキューバダイビングをはじめ海に関連するアクティビティーが観光の大きな比重を占めており、公館小を巣立っていく子供たちも、将来島の産業を支える人材になると期待が寄せられている。
そんな子供たちの卒業を島を挙げて祝福しようと、数年前から教師や保護者だけでなく、地元のダイビングインストラクターが協力して、海底卒業式が行われるようになった。
今年も先週15日、授業でスキューバダイビングの経験を積み、ライセンスを取得した卒業生12人が、ウエットスーツ、水中メガネ、フィン、酸素ボンベなど用具一式を身に付け、教師と共に同島の人気ダイビングスポット「石朗水域」に集合。水深約11メートルの海底で証書を受け取った後、同スポットに設置されている「世界一深いところにあるポスト」に中学生になった自分に向けた手紙を投函(とうかん)して、ポストの前で記念撮影を行った。
今後、より大きな海へと出ていく子供たちにとって一生忘れられない思い出となったに違いない。
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