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埋め込み型指紋認証で新技術、イノラックスが来年量産へ


ニュース 電子 作成日:2019年6月24日_記事番号:T00084223

埋め込み型指紋認証で新技術、イノラックスが来年量産へ

 液晶パネル大手の群創光電(イノラックス)はこのほど、光学式の新たなディスプレイ埋め込み型指紋認証技術を発表。同社TFTセンサー事業処の李淂裕処長は同技術について、現在、一部顧客との商談を進めており、今年第3四半期にはサンプルを送付し、来年第1四半期には量産に入るとの見通しを示した。24日付工商時報が報じた。

 なおイノラックスの丁景隆執行副総経理によると、新製品は新竹科学工業園区(竹科)竹南園区(苗栗県)の「T工場」と南部科学工業園区(南科)高雄園区(高雄市)の低温ポリシリコン(LTPS)パネル工場で生産準備を進めているという。

 スマートフォンでディスプレイの占める面積比が拡大するに伴って埋め込み型指紋認証技術の採用が進んでおり、市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)は今年、スマホ市場における同技術の浸透率は20%を突破すると予測している。

 埋め込み型指紋認証技術は現在、ぬれた指でも読み取り可能な精度の高さを備える超音波式と、技術が成熟し、コストが抑制できる他、有機EL(OLED)パネル採用のスマホにも対応可能な光学式が主流となっている。