ニュース 運輸 作成日:2019年6月24日_記事番号:T00084235
長栄航空(エバー航空)の客室乗務員によるストライキは24日で5日目を迎えたが、事態打開のめどは立っておらず、7月まで長期化する可能性が出てきた。同社は29日まで予約受け付けを停止しており、孫嘉明総経理は24日、26日に7月の予定を発表すると述べた。24日付経済日報などが伝えた。
エバー航空の客室乗務員は20日午後4時より、桃園市の同社ビル前で座り込みを続けている(23日=中央社)
エバー航空は今月末までにストによる欠航便が900便近くに達し、乗客20万人近くに影響が出るとみている。さらに、ストが7月まで長期化することに備え、7月の欠航便の検討作業を進めている。7月はハイシーズンに当たるため、他社便への振り替えにも限界があり、影響拡大が懸念される。
ただ、スト参加者の一部が職場復帰しており、エバー航空は24日、バリ島、バンコクに臨時便を運航し、足止めされている旅客の輸送に当たることにしている。ただ、出勤可能な客室乗務員は約1,000人で、運航便全体の4割をカバーできる能力しかない。
同社はまた、23日までに158便の欠航が出たことで、5億8,000万台湾元(約20億円)の減収となったとする試算を示した。
客室乗務員労組の桃園市空服員職業工会(桃空職工)が24日の声明で、労使間の懸案のうち、旅費日当の引き上げ問題については交渉に応じる構えを表明した。ただ、会社側は労組の出方を見極めるため、当初の主張を変えていない。
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