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民進党の選挙戦略、柯文哲氏を「攻撃せず」


ニュース 政治 作成日:2019年6月24日_記事番号:T00084239

民進党の選挙戦略、柯文哲氏を「攻撃せず」

 蔡英文総統は21日、民進党の一部立法委員と会合を持ち、総統選に向けた選挙戦略を協議。総統選出馬が取り沙汰されている柯文哲台北市長については、「こちらから攻撃しない」ことを原則とすることを申し合わせたもようだ。22日付蘋果日報が伝えた。

/date/2019/06/24/18ke_2.jpg柯市長は22日、民進党から接触はあるが、総統選での蔡英文総統とのペアについては話はないと語った(22日=中央社)

 総統選の情勢は柯氏が出馬するか否かで一変する。今回の会合では、柯氏が実際に出馬表明を行い、三つどもえの戦いが確定した場合には、柯氏支持層の取り込みに努めていくことも確認したという。

 消息筋によると、会合では国民党の候補決定が7月にずれ込むことから、現在は民進党が団結を図る好機だとの指摘が出た他、蔡氏の支持率が予備選後やや下降傾向にあるものの、メディアの世論調査ほどは支持が低下していないとの認識が示されたという。

 凱達格蘭(ケタガラン)基金会と新台湾国策智庫が21日に発表した6直轄市での世論調査結果によると、蔡総統の再選を支持する市民は46%、支持しない市民は47%だった。この他、韓国瑜高雄市長の総統選出馬を支持する市民は30.9%、柯氏の総統選出馬を支持する市民は30.2%だった。