ニュース 社会 作成日:2019年6月24日_記事番号:T00084240
中国の影響を受けたメディアの台湾からの追放や国家通訊伝播委員会(NCC)による規制強化を求める集会が23日、台北市中心部の凱達格蘭(ケタガラン)大道で行われ、数万人もの市民が詰め掛けた。24日付自由時報が伝えた。
雨天の中、驚くほど多くの若者が集会に参加し、中国寄りメディアの偏向報道への強い嫌悪感を浮き彫りにした(23日=中央社)
集会は有名ブロガーの陳之漢氏、野党・時代力量の黄国昌立法委員らの呼び掛けで行われたもので、中国の影響を受けた「赤いメディア」が台湾に浸透し、台湾の民主的な憲政秩序を破壊しようとしているなどと訴えた。
集会参加者は、一部メディアが香港での大規模デモという重大ニュースについて、見て見ぬふりをしていることなどに不満を表明した。最近は特にニュース専門局の中天新聞台などがやり玉に挙げられている。
蔡英文総統は、集会の発起人に謝意を表した上で、「中国がメディアに浸透していることに対する台湾社会の懸念を象徴するものだ」と述べ、立法と行政の両面から「誤った情報を台湾社会から取り除いていく」と強調した。
民進党は立法院の次の会期に「両岸人民関係条例」改正案を提出し、台湾の市民、法人、団体、その他機構が中国の党(共産党)、政府、軍機関、関連団体などのために、国家安全や社会の安定に危害を与える行為に及んだり、指示や委託を受け、国家安全を害する政治宣伝を行ったりすることを禁止する内容の条文を盛り込むことを目指す。
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