ニュース 電子 作成日:2019年6月25日_記事番号:T00084243
観測によると、サムスン電子のネットワーク事業部は、ミリ波(mmWave)対応の第5世代移動通信(5G)基地局向け高周波(RF)チップを、自社のファウンドリー事業部ではなく、台湾積体電路製造(TSMC)に生産委託したもようだ。TSMCは、既に28ナノメートル製造プロセスでの量産に入っているとされ、7月にも出荷する見通しだ。韓国メディアの報道を基に25日付電子時報が報じた。
基地局向けRFチップはサイズが大きく、製造工程も複雑なため、メーカーに十分な経験が求められる。韓国の業界関係者は、TSMCの競争力はサムスンのファウンドリー事業部を上回っているため、TSMCを選択しても不思議ではないと述べた。
同チップは、米国や韓国の5G商用サービスで使用される28ギガヘルツ(GHz)帯と39GHz帯に対応しており、両国向け基地局に搭載されるとみられる。欧州と米国で追加予定の24GHz帯と47GHz帯に対応するチップは、年内に開発が完了する見通しだ。
業界関係者は、サムスンの次期RFチップは、引き続きTSMCに生産委託し、16ナノ製造プロセスを採用する可能性があるとみている。
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