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コンデンサーの立隆電子、中国に相次ぎ新工場


ニュース 電子 作成日:2019年6月25日_記事番号:T00084247

コンデンサーの立隆電子、中国に相次ぎ新工場

 アルミ電解コンデンサー最大手の立隆電子工業は、日本メーカーの生産能力が需要増に対応し切れていない状況を受け、中国の広東省恵州市に第3工場、江蘇省蘇州市に新工場を相次いで開設する。25日付工商時報が伝えた。

 恵州第3工場には1億5,000万台湾元(約5億2,000万円)を投資し、7月にも操業を開始する。また、蘇州新工場は8月に着工、来年末の完成を見込む。投資額は4,000万米ドル。蘇州新工場の規模は既存の蘇州工場を上回る。

 呉徳銓董事長が24日の株主総会後、記者団に語ったところによると、恵州第3工場の完成後は華南への顧客への供給を強化する。完成から1~2年でフル稼働を目指す。蘇州新工場は華東の顧客を担当する。

 アルミ電解コンデンサー業界では、自動車、モノのインターネット(IoT)、移動通信基地局などでの需要が大幅に伸びる中、日系メーカーがハイエンド商品の生産を優先しているため、市場では品薄感が強まっている。

 立隆電子は、アルミ電解コンデンサー台湾最大手。市場調査会社の調査によると、今年は世界7位、市場シェア3%と予想されている。