ニュース 電子 作成日:2019年6月25日_記事番号:T00084251
通信行政を担当する国家通訊伝播委員会(NCC)が12月にも第5世代移動通信(5G)の周波数帯オークション(競争入札)を開始する予定となる中、通信キャリア大手、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)の饒仲華技術長は3.5ギガヘルツ(GHz)帯の免許枠について、「3社が理想」との認識を示した。25日付経済日報が伝えた。
24日の5Gフォーラムで、通信5社がそれぞれの意見を表明した(24日=中央社)
5Gでは最も通信に適した3.5GHz帯で幅270メガヘルツ(MHz)の帯域が割り当てられる。1社当たりの割り当ては100MHzが上限だが、具体的に何社に割り当てるのかは明らかにされていない。ただ、業界はNCCによる3社への割り当てを想定している。
饒技術長は「諸外国では連続した周波数帯が割り当てられており、台湾が周波数帯を小分けして入札を実施すれば、世界の笑い物になる」と訴えた。
饒技術長はまた、落札額が上昇することで、インフラ建設コストや通信料金に影響が出ることは望まないと指摘した。
ただ、免許枠が3社となった場合、既存キャリアの一部が3.5GHz帯から締め出される。新興通信キャリア、台湾之星電信(台湾スターテレコム)の頼弦五総経理は「公平な競争を促進することが重要だ」として、これまでの政策を踏襲し、4社目にも周波数帯が割り当てられるようにすべきと主張した。
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