ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年6月25日_記事番号:T00084253
25日付経済日報が日本経済新聞の報道を基に伝えたところによると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)と中国鋼鉄(CSC)などの合弁、フォルモサ・ハティン・スチール(台塑河静鋼鉄興業、FHS)が第3高炉の新設計画を延期する可能性を示唆した。米中貿易戦争の影響で中国産の安価な鋼材がベトナムに流入し、市況が悪化する恐れがあるためだ。
FHSは現在、2基の高炉を稼働させており、粗鋼の年産能力は710万トン。2020年以降に第3高炉を増設し、年産能力を1,000万トン以上に引き上げ、最終的には2,250万トンまで増強する予定だった。
しかしFHSの陳源成董事長は、高炉増設は着工時期が決まっていないと日経新聞の取材に対して明らかにし、主要株主や現地政府と協議して今年末までに計画を固めると説明した。
FHSは「第3高炉が稼働して初めて、確実に利益が確保できる」と指摘されている。貿易戦争の影響の他、ベトナム政府が自国メーカーの育成に取り組む中、FHSが支援を受けられるのか懸念されている。
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