ニュース その他製造 作成日:2019年6月25日_記事番号:T00084261
経済部統計処が24日発表した5月の工業生産指数は108.02ポイントで前年同月比3.05%下落した。うち製造業生産指数は108.12ポイントで3.01%下落した。統計処の王淑娟副所長は、米中貿易戦争が消費や投資に影響しているが、台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資効果で、需要期の下半期は徐々に改善すると予測した。25日付工商時報が報じた。
製造業生産指数のうち、コンピューター・電子製品・光学製品は147.92ポイントで過去最高を更新し、前年同月比23.3%上昇と8カ月連続の2桁成長だった。米中貿易戦争を受け、サーバーやルーターなどの生産を中国から台湾に移管し、米国からの受注が増えていることや、第5世代移動通信(5G)関連製品の受注増加が主因だ。
電子部品業は105.28ポイントで前年同月比5.5%下落した。うち半導体業は5.83%下落、液晶パネルと部品業は11.27%下落した。王副所長は、半導体など電子部品の生産拠点はもともと台湾に多く、Uターン投資が少ないためと分析した。
この他、▽化学原材料業、103.79ポイント(前年同月比3%下落)▽ベースメタル業、100.68ポイント(9.57%下落)▽機械設備業、109.42ポイント(16.86%下落)──と軒並み前年割れだった。
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