ニュース 電子 作成日:2019年6月27日_記事番号:T00084297
かつて台湾積体電路製造(TSMC)で研究開発(R&D)部門を率いていた蒋尚義・元共同営運長(COO・最高運営責任者)がこのほど、中国で2017年に設立された新興半導体メーカー、武漢弘芯半導体(HSMC)の最高経営責任者(CEO)に就任したことが分かった。27日付電子時報が伝えた。
これに先立ち、中国ファウンドリー大手の中芯国際集成電路製造(SMIC)は蒋氏が独立董事(社外取締役)を退任したと発表しており、その後の動向が注目されていた。
蒋氏はTSMCの創業者、張忠謀(モリス・チャン)前董事長の信頼が厚かった研究開発幹部だけに、蒋氏が16年に突然SMIC入りした際には業界に衝撃が走った。ただ、SMICでは独立董事を務めていただけで、経営には関与せず、SMICへの移籍も張氏の同意を得ていたとされる。
年齢は75歳近くで、業界関係者は蒋氏が「最後の一花」を咲かせる気構えではないかとみている。
HSMCは武漢臨空港経済技術開発区にあり、12インチウエハー工場の建設を計画。第1期は月産4万5,000枚で今年末に生産を開始。4万5,000枚の増産を図る第2期は21年末に完成予定だ。
TSMC広報は「把握しておらず、コメントできない。蒋氏の退職後の決定であり、TSMCとは関係ない」とした。
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