鉄鋼業界の上場大手５社、▽中国鋼鉄（ＣＳＣ）▽大成不銹鋼工業▽豊興鋼鉄▽盛餘（SYSCO、センユースチール）▽中国鋼鉄結構（ＣＳＳＣ）──は、従業員の2018年平均年収がいずれも100万台湾元（約348万円）以上だったことが明らかとなった。27日付自由時報が報じた。
企業別で従業員の平均年収が最も高かったのはＣＳＣで169万5,000元。これに▽大成不銹鋼、132万元▽豊興鋼鉄、104万8,000元▽SYSCO、103万9,000元▽ＣＳＳＣ、101万4,000元──と続いた。６位の中鴻鋼鉄は96万2,000元で100万元に一歩届かなかった。
一方、ステンレス冷延鋼板メーカーの千興不銹鋼（CSSSC）は47万元にとどまった。同社は昨年、工場敷地内に有害廃棄物を埋めていたことが発覚し、1,500万元の罰金処分を受け、汚染の浄化に４億3,600万元の費用を要した他、企業イメージの失墜で業績が悪化した。業界最下位は線材メーカーの官田鋼鉄で44万6,000元だった。
