ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2019年6月27日_記事番号:T00084307
ステンレス大手の唐栄鉄工廠は26日、7月の台湾域内向けの304系の熱延、冷延価格を1トン当たり1,000台湾元(約3,500円)、1.69~1.78%引き上げると発表した。海外向け製品は1トン当たり30米ドル引き上げた。原料ニッケルの国際価格上昇と台湾元の対米ドル下落が理由だ。27日付工商時報が報じた。
唐栄の張仲傑総経理は、ニッケルのスポット価格の上昇と台湾元の下落で原料の輸入コストが高まっていると説明した。また、インドネシアに一貫工場を持つステンレス世界最大手、中国・青山控股集団が熱延などを1トン当たり35米ドル引き上げたことも理由の一つとして挙げた。
張総経理は第3四半期の業績見通しについて、ニッケル価格がこれ以上下落しなければ安定成長が見込めると説明した。また、第4四半期は需要期のため、業績好転が期待できると述べた。
唐栄は、第1四半期は本業赤字で、土地などの売却により純利益1億5,100万元を計上した。第2四半期は小幅な赤字と予想されている。
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