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ヤマハとGogoroの協業バイク、年間販売2万台目標


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2019年6月28日_記事番号:T00084325

ヤマハとGogoroの協業バイク、年間販売2万台目標

 ヤマハ発動機は27日、電動バイク大手の睿能創意(Gogoro台湾)との協業により開発した電動スクーター「EC-05」を台湾で発表した。価格は9万9,800台湾元(約34万8,000円)からと、ベースとなったGogoroの「Gogoro S2」より4,000元高いものの、上位モデルの「Gogoro S2 Adventure」よりは約2万元安い価格設定だ。年間販売台数2万台を目指す。28日付工商時報などが報じた。

/date/2019/06/28/03yamaha_2.jpg「EC-05」は4色。ヤマハの電動バイクとして5車種目で、台湾電動バイク市場での再出発を図る(ヤマハリリースより)

 「EC-05」は、政府による電動バイク購入補助適用で約7万元で入手可能だ。ヤマハの電動バイクとして初めてGogoroのバッテリー交換システムを採用、ヤマハがデザインし、Gogoroに生産を委託した。7月から台湾山葉機車工業(ヤマハモーター台湾、YMT)の販路を通じて予約販売を受け付け、8月に引き渡しが始まる。

 ヤマハとGogoroは、昨年9月に台湾の電動バイク分野での協業を発表していた。YMTの小川真司総経理は、台湾でのバッテリー交換ステーションの設置規模が一定水準(1,300カ所)に達していることをGogoroのシステム採用の理由に挙げた。一方で、同社は急速充電を採用する電動バイクの独自開発を進めるとの意欲も示した。

 ヤマハに続き、宏佳騰動力科技(AEONモーター)も夏季に、「PGO」ブランドの摩特動力工業(MPI)も10月に、Gogoroのバッテリー交換システムを採用した電動バイクを発売する予定だ。