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ファーウェイ向け輸出緩和へ、台湾半導体業界に恩恵期待


ニュース 電子 作成日:2019年7月1日_記事番号:T00084346

ファーウェイ向け輸出緩和へ、台湾半導体業界に恩恵期待

 トランプ米大統領は29日、大阪で開かれた20カ国・地域(G20)首脳会合後に、中国製品に対する「第4弾」の制裁関税実施を先送りし、通信設備とスマートフォン大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)に対する輸出規制を緩和する方針を示した。ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)など台湾の半導体業界は下半期の受注回復が期待できそうだ。1日付経済日報が報じた。

 市場では、TSMCは、ファーウェイ傘下の半導体メーカー、深圳市海思半導体(ハイシリコン・テクノロジーズ)向けの5ナノメートル製造プロセスでの受託生産が再開すると期待されている。

 この他、▽半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)の日月光投資控股(ASEテクノロジー・ホールディング、ASEH)▽矽品精密工業(SPIL)▽京元電子(KYEC)▽矽格(シガード・マイクロエレクトロニクス)▽半導体検査用部品の中華精測科技(CHPT)▽受動部品の国巨(ヤゲオ)▽華新科技(ウォルシン・テクノロジー)▽スマホ用カメラレンズの大立光電(ラーガン・プレシジョン)▽スマホ組み立ての鴻海科技集団(フォックスコン)──などもファーウェイからの受注が回復しそうだ。米中貿易戦争で価格が大幅に下落している▽半導体用シリコンウエハー▽メモリー▽受動部品──などの価格反発も期待できる。