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チューリッヒ生命、台湾市場に復帰が決定


ニュース 金融 作成日:2008年6月27日_記事番号:T00008435

チューリッヒ生命、台湾市場に復帰が決定


 チューリッヒ生命が申請していた台湾支社の設置申請は、10カ月近くに及ぶ審査を経て26日、行政院金融監督管理委員会(金管会)で認可され、2004年の撤退以来約3年ぶりの台湾市場復帰が決まった。これは台湾保険業界において一度撤退した企業が復帰した初めてのケースとなる。27日付工商時報となった。

 チューリッヒ生命は04年、突然に台湾からの撤退を表明し、15万人の顧客の保険は全て遠雄人寿保険が引き継いだ。今回の台湾再進出に、業界で不信感が示されるケースもあった。このためチューリッヒ生命は金管会と協議を行い、法令の定める最低資本金は5,000万台湾元(約1億7,600万円)だが、2億元までの積み増しを提示して再進出にかける意気込みを示した。

 金管会の張秀蓮副主任委員によると、同社が台湾市場撤退した当時とは大きく異なり、保険市場では投資型保険の占める割合が高くなっている。チューリッヒ生命は香港に拠点を設けているが、多くの台湾人が香港で同社の保険を購入していることが分かり、顧客の近くでサービスを行うため台湾支社の再設置を決めたという。同社当初、投資型保険を中心に業務を進め、その後終身保険、団体保険業務へと拡大する計画だ