ニュース 電子 作成日:2019年7月2日_記事番号:T00084372
中国の国有半導体大手、紫光集団は1日、DRAM事業群を設立し、董事長は刁石京氏に、最高経営責任者(CEO)は高啓全氏に委任すると発表した。高氏は、台湾のDRAM大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)の元総経理、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の元董事長で「台湾DRAMの父」と呼ばれた人物で、2015年10月に紫光集団全球執行副総裁に就任していた。2日付経済日報が報じた。
紫光集団によるDRAM事業群設立は、米国政府が昨年10月に福建省晋華集成電路(JHICC)に禁輸措置を発動した後、中国メーカーが初めてDRAM自主開発に注力するケースとして注目されている。DRAM業界では長い間、サムスン電子、SKハイニックス、マイクロン・テクノロジーの特許に阻まれ、台湾メーカーにとっても自主開発は困難だった。紫光集団は、DRAM製造技術が不足しており、高氏の人脈で補強するとみられている。
高氏は現在、紫光集団全球執行副総裁の他、紫光集団傘下の長江存儲科技(YMTC)執行董事で董事長代理を務め、武漢新芯集成電路製造(XMC)CEOを兼任している。かつて米国でフェアチャイルド・セミコンダクター(16年にオン・セミコンダクターが買収)、インテルを経て、1987年にファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏とともに台湾に戻り、TSMC第1工場長を務めた経歴を持つ。
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