ニュース 自動車・二輪車 作成日:2019年7月2日_記事番号:T00084376
6月の新車登録台数は前月比1.1%増、前年同月比0.9%増の3万8,239台だった。来年1月の総統選挙に消費者の注意が向き、新車の下見が減ったことや、トヨタの人気輸入スポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」新モデルの納車が遅れたことなどが理由だ。2日付工商時報などが報じた。
トヨタ台湾総代理店、和泰汽車は1万2,047台で、前年同月比14.1%増、市場シェア31.5%だった。「RAV4」新モデルは船便スケジュールの関係で納車が約2,000台と、従来の2,600台水準を下回った。
2位は中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)の4,460台(前年同月比5.8%増)だった。3位には、台湾本田(ホンダ台湾)が3,207台(13.3%減)で浮上した。台湾生産SUVの「キックス」、「CR-V」、「HR-V」が貢献した。
4位以下は▽裕隆日産汽車、3,031台(12%減)▽台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)、2,435台(3.8%減)▽福特六和汽車(フォード六和モーター)、1,874台(53.4%増)──の順だった。フォード六和は、台湾生産セダン「フォーカス」新モデルが約1,200台売れ、大幅成長を果たした。
6月の新車登録台数のうち、輸入車が占める割合は44.9%と、今年最低だった。1~6月の新車登録台数は20万6,922台で、前年同期比6.9%減だった。
和泰汽車は、7月はRAV4納車が約3,000台まで戻り、業界全体の新車販売台数は4万3,000~4万4,000台を回復すると予測した。新車販売市場は、来年1月の総統選挙が近づくにつれ、様子見ムードが濃くなると予想され、自動車など大きな買い物には縁起が悪いとされる旧暦7月「鬼月」(今年は8月1~29日)に入るまでが勝負となる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722